治療方針

治療について

現在、同じ鍼灸治療でも、純粋に東洋医学をもとに行う鍼灸、美容に特化した鍼灸、筋肉・神経に対して行う鍼灸、症状があるところのみ(局所)を施術する鍼灸など鍼灸院によっては実に色々ございます。

古来、鍼灸治療は約2000年前の中国で起こりました。そこから、陰陽五行説などの理論と臨床を発展させた中医学と、日本の体質にあわせ独自に発展していった漢方医学とがあります。

そのどちらもが目的は、気・血、五臓六腑、経絡を整え、その方の「治る力(免疫力)」を高めるために行う医術であります。

本院はこのような伝統的な理論と治療法と、長年の経験に基づき、様々な症状に対応し、鍼灸を行っております。基本外科処置を要する治療以外なんでも対応しますので、お気軽にご相談ください

医療の一つとして東洋医学・鍼灸を追求し、治療にあたっております。

本院に来られた「すべてのお客様が、体も心も楽になりますように」と誠心誠意、治療に当たります。

 

治療頻度について

慢性的に病を患っている方、治療の効果を診ながら、最初は7~10/1回

急性な病(ぎっくり腰、五十肩、捻挫、肉離れなど)は、気・血の動き・変化が激しいため、最初は1回/2~3日をお勧めします。

これは、痛みを早く取り、病を長びかせないためであります。どちらもその後、ある程度症状がおちついてきたら、段々と間隔をあけていき終了です。

これは『病を起こす体』から『ご自身で治る体』へと方向転換し軌道に乗り始めるまでは治療間隔が短い方が変わりやすいためです。

治療終了後も、体が弱い方や日常で無理が多く疲れがたまる方であれば1~2週1回、もしくは1ケ月1回のペース、季節によって不調がでやすい方であれば、その季節前に治療を行い、健康を保つための鍼灸治療を続けられることをお勧めいたします。

これこそが東洋医学の本来の目的「未病を治す」、病が起こりそうな前に未然に防ぐことや健康でいるための鍼灸治療です。

こちらも症状がおちつけば間隔をあけていき、終了です。

上記の内容は効果を出すための目安で、強制ではありません。実際において、各お一人さまの状況を合わせたうえで、治療内容・頻度は相談して決めていきます